これまで、問題なく運用できていたウェブサイトのMapPressの設定画面が、突然エラーで表示されなくなる問題が発生。原因はGoogle Maps API の料金体系変更に伴うものということがわかって、そのために設定が必要でした。
でも、なかなかうまくいかず、苦しめられたのでまとめ。
これまでGoogle Maps APIとしていたものが、Google Maps Platformというサービスにまとめられて、さらにGoogle Maps Platformは、Google Cloud Platformというサービス群の一つという系統になったようです。
ということで、まずはGoogle Cloud PlatformでAPIを有効にして利用できるように設定する必要があります。
ちなみに、2018年8月現在、「Google Maps API」で検索すると、Google Developers のサイトが検索されますが、
でも、クリックして表示されるのは、Google Maps Platformです。
ここでは「コンソール」から設定します。(Googleアカウントにログインしている状態である前提ですすめます)
「プロジェクトの選択」で、対象のプロジェクト(Google Maps APIを利用するウェブサイトに対応するプロジェクト)を選びます。
はじめて、MapPressを利用するのであれば、プロジェクトも新規で制作する必要があるかもしれませんので、「プロジェクトを選択」をクリックして「新規プロジェクト」をクリックします。
プロジェクトを作成、または選択すれば、ダッシュボードが表示されると思うので、「APIの概要に移動」をクリックします。
MapPressで必要なのは、Maps JavaScript API と、Places API の二つ。
まずは、Maps JavaScript APIを有効にします。
さらに、もう一つのAPI「Places API」を利用できるようにします。管理画面がとても分かりにくく、どこから追加するのか迷いに迷いました。とりあえず、左ペインの「API」をクリックします。
「未使用のAPI」にある、「Place API for Web」 をクリックします。
Place API を有効化します。
「認証制限」をクリックします
もし、初めてAPIを使う場合は、APIキーを作成します。(すでにAPIキーがある場合は、この章は飛ばしてください)
[承認情報を作成] をクリックして、APIキー を選択します。
APIキーが作成されました。これをMapPressの設定で使いますので、コピペして閉じます。
ただ、キーを制限しておかないと、かってに利用されて課金されたら目も当てられないので、「キーを制限」から、APIキーを編集します。
アプリケーションの制限で、「HTTPリファラー(ウェブサイト)」を選択し、対象のURLを入れます。http://website.com/* のように入れます。*はワイルドカードで、サブフォルダも対象にするという意味です。
続いて、「APIの制限」をクリックして、Select API をクリックします。
Maps JavaScript API と、Place APIを選びます。
まだ、APIキーを設定していなければ、WordPressの管理画面から、MapPressの設定で、コピーしたAPIキーを貼り付けます。
これで、MapPressでGoogle Maps を利用できるようになるはずです。